戦前の道路整備の基本法となった道路法が、1919年に新しく公布されました。
これにより、従来の道路路線は廃止され、いわゆる大正国道が新たに定められました。
この大正国道は、以下の二種類からなります。
1.東京市ヨリ神宮、府県庁所在地、師団軍司令部所在地、鎮守府所在地又ハ枢要ナ開港ニ達スル路線
2.主トシテ軍事ノ目的ヲ有スル路線
東京市から各地方へ達する路線について38路線、軍事路線については26路線がそれぞれ定められ、国道は計64路線となりました。
さらに太平洋戦争終結時までに最終的には計82路線が認定されました。
明治国道に比べて軍事色がさらに強くなったことを「大正道路」は特徴とします。
また、1934年(昭和9年)から、先の道路改良計画を改定した「第二次道路改良計画」が実施されました。
これにより国道6903kmおよび軍事国道275kmを国が直轄で改良する計画が実行に移されましたが、長引く不況による財政難及び戦時体制への移行に伴い、予算的裏付けが十分になされないままに頓挫しました。
大正国道は、明治時代から昭和の第二次世界大戦に向かう狭間で、軍事優先の国内政策の一環として拡張されてきました。
しかしそれは、戦時において、一時、日本の道路整備計画は停滞せざるを得ませんでした。
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